ここでは、食べるアイデアのページでご紹介した、健康に対する不安(40代以上)ランキングの回答を参考に、改善ポイントを次の5つに仕分けし、これらに役立つ食材を掲載しています。
・『身体の抗酸化』
・『減脂肪・代謝改善』
・『免疫力アップ・抗ストレス』
・『脳と頭髪の抗老化』
・『男性ホルモン/女性ホルモン、それらに関連する悩みの改善』
主な情報の参考元は、
●アンチエイジング医療の第一人者:Eric Braverman(エリック・ブレイバーマン)著作
※『Younger YOU(老けない人は知っている レインボーダイエットで15歳若返る)』
●ジュース断食療法を確立。一流アスリートをサポートする:山田 豊文 医学博士著作
※『ビタミン・ミネラル革命』、『ファスティングダイエット』(監修)
多様かつ膨大な情報をどのように”料理”するか検討し、管理人の実践体験4割、世の中の
基礎情報5割、残り1割は先進的な情報としてご紹介します。
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色で食べる
■抗酸化、抗ストレス作用をもつ食品の代表格、レインボーフード。
色のある野菜・果物を食べてビタミンをうまく摂ろう。以下、色別に紹介。
<赤> 赤い食品は、人体に悪影響をもたらす活性酸素(フリーラジカル)からカラダを守って
くれるリコピンやアントシアニンが含まれている。赤の色素は、血管、軟骨、腱(けん)、じん帯
などを損傷から守る。心臓のポンプ機能を保つように働き、心臓疾患のリスクを下げる。
<オレンジ> 抗がん・抗酸化作用をもつカロチノイドが豊富。血中の白血球数を増やす。
免疫力アップにもよし。一日の摂取目安:2~3種類。
<黄> 抗炎症作用のあるバイオフラボノイド(副次的なビタミンおよびミネラル)や
フィトケミカル(植物中に存在する天然の化学物質。体内では抗酸化物質として作用)が豊富。
一日の摂取目安:2~3種類。
<緑> 全緑色野菜には、抗がん・解毒作用のあるクロロフィルが含まれている。葉の部分には、
前出のカロチノイド、バイオフラボノイドと、さらにビタミン、有機ミネラル複合体が豊富。
一日の摂取目安:緑色の葉野菜を1回以上。
<青> アンチエイジング(抗老化)な物質・アントシアニン、フェノールなど、活性酸素
(フリーラジカル)からカラダを守ってくれる化合物が豊富。
<紫> 老化要因の『酸化ストレス』を引き下げ、心臓病やがんリスクを下げると言われている。
レスベラトロールや抗酸化化合物が豊富。
色 | 野菜(豆・種子・木の実類含む) | 果物 |
赤 | トマト全種、赤キャベツ、赤玉ねぎ、 唐辛子全種、小豆、ビーツなど |
さくらんぼ、赤りんご全種、いちご、 赤ぶどう、スイカ、ラズベリー、 クランベリー、レッドチェリー、 ルビーグレープフルーツなど |
オレンジ | にんじん、かぼちゃ、さつまいも、 オレンジパプリカ、かぼちゃの種など |
あんず、マンゴー、オレンジ全種、 みかん、ネクタリン、金柑、桃など |
黄 | とうもろこし、ひよこ豆、大豆、 黄ピーマン、黄パプリカ、黄玉ねぎ、 ゴマ、松の実、菊芋、カシューナッツ、 くるみ、ピーナッツ、アーティチョーク、 マカダミアナッツなど |
パイナップル、バナナ、レモン、 グレープフルーツ、パパイヤなど |
緑 | アスパラガス、さやえんどう、そら豆、 ブロッコリー、ピーマン、芽キャベツ、 キャベツ全種、セロリ、きゅうり、 レタス、ねぎ、オクラ、ほうれん草、 ズッキーニ、アボガド、グリーンピース、 小松菜、パセリ、ちんげん菜、ニラなど |
マスカット全種、キウイ、ライム、 西洋なし全種など |
青 | 黒大根、黒豆、黒くるみ、 ブラジルナッツなど |
ブルーベリー、ブラックベリー、 黒ぶどう全種、干しぶどうなど |
紫 | 紫いんげん、紫ブロッコリー、ビーツ、 赤キャベツ、なす、紫ケール、 かぶ、紫アーティチョークなど |
赤種無しぶどう、スモモ全種、 プルーン、パッションフルーツなど |
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言葉で食べる
■慢性的&絶対的に不足している「ビタミン・ミネラル・酵素(以下、ビタミネ酵素。新三大栄養素)」を補う『マゴワヤサシイ』食品やメニュー。以下に紹介。
『マゴワヤサシイ』とは、豆、ゴマ、わかめ、野菜、魚、しいたけ、いも、の頭文字をとって表現したもの。これらの食品にはどれも、ビタミネ酵素がバランスよく含まれている理想的な食品。
これらをうまく摂って、細胞レベルから変化を起こそう。
文字 | 主な食品 | 主な栄養素 |
[ マ ] 豆製品 |
豆類、納豆、豆腐などの 大豆加工食品 |
良質のたんぱく質と食物繊維のほか、 マグネシウム、ビタミンB群、亜鉛など |
[ ゴ ] ゴマ |
ゴマやナッツなどの種子類 | 良質の脂質(オメガ3脂肪酸)とたんぱく質、 ビタミンEなど 抗酸化作用を防ぐ、ゴマのセサミンなど |
[ ワ ] ワカメ |
ワカメ、昆布などの海藻類 | ヨード、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、 マグネシウムなど |
[ ヤ ] 野菜 |
緑黄色野菜、淡色野菜、 こんにゃくなど |
緑黄色野菜のベータカロチン、 淡色野菜のビタミンCなど 各種ビタミンと食物繊維 |
[ サ ] 魚 |
魚介類、特に青魚類 | 青魚のDHAなどのオメガ3脂肪酸と ビタミンB群、亜鉛、鉄、タウリンなど |
[ シ ] しいたけ |
キノコ類 | ビタミンB群、ビタミンD群、食物繊維、 免疫力を高める多糖体 |
[ イ ] いも |
じゃがいも、さつまいも、 里芋、長いもなど |
腸内環境を整える食物繊維、 じゃがいものビタミンC、 長いもにはムチンなど |
◎『ビタミネ酵素』をしっかり補給するための3つのルール
1)「マゴワヤサシイ」おかずを中心に
2)みそや納豆、漬物などの発酵食品と、
3)刺身やサラダなどの加熱しないで食べるものを増やす。
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香り(風味)で食べる
■若返り栄養素の宝庫、ハーブやスパイス。抗酸化作用、抗菌作用があり、新陳代謝も高めてくれる。以下、主なものを紹介。
作 用 | ハーブ・スパイス名 |
免疫力アップ | しょうが、ウコン、バジル、タイム、サフラン |
心臓のポンプ力を高める | にんにく、マスタード、チコリ |
がん予防 | ウコン、ターメリック |
炎症を抑える | ローズマリー、バジル |
認知症の予防 | クミン、セージ |
肥満防止 | カイエンペッパー、シナモン |
血糖値コントロール | シナモン、コリアンダー、オールスパイス |
皮膚を守る | バジル、タイム |
憂うつな気分をふきとばす | ローズマリー、コリアンダー、カイエンペッパー、ブラックペッパー |
沈静効果 | サフラン、ローリエ、ベイリーフ、ナツメグ、レモングラス |
殺菌効果 | オレガノ |